自転車助成金あれこれ話

■【3人乗り自転車】購入で3万円助成
高い価格がネックとなって売れ行きが思わしくない3人乗り自転車を購入すると、3万円の助成が受けられる制度が7日から埼玉県でスタートするという。>>>こちら

■【通勤用の電動アシスト自転車】購入で3万円助成
福井県では「環境にやさしいまちづくりを進めるプロジェクト」の一環として、通勤用の電動アシスト自転車に購入に3万円の助成金が出るようです。(電動アシスト自転車の購入費補助は、福井県が初めて)
>>>こちら

前者の「3人乗り」は安全を目的としたもの、後者の「電動アシスト」はエコ目的、どちらかというと特殊又は高価な自転車の普及を目指した助成ですが、普通の自転車への行政の助成金というのはまず聞いたことがないですよね。例えばエコや健康増進の目的で自転車通勤を始めたからといって行政が助成金を直接支給するというのは、まず管理的にも大変ですし、今後も有り得ないでしょう。一方エコや健康増進に熱心な企業では、従業員が自転車通勤することを大いに奨励して「奨励金」を出したり、「雨風のあたらないしっかりした駐輪場」や「シャワールーム付きの更衣室」まで完備している所もあったりします。

■ワタクシめが無いアタマで考えたのですが・・^^;
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エコや健康増進に積極的な企業に行政が「自転車通勤奨励金」や「雨風のあたらないしっかりした駐輪場」「シャワールーム付きの更衣室」などの費用として使い途を限定して助成金を出せば良いのではないでしょうか?
企業側には、しっかりした自転車通勤規定を作ることと安全運行のための安全講習開催を義務付けること、従業員の**%以上が参加しなければだめとか・・そして実施人数、継続率などに応じて毎年助成金額を改定する・・というように助成金を出す条件や額についても、頑張ればそれだけたくさん貰える仕組みにすれば良いのです。

ウチの会社には、やはり「何とか」の助成金を貰って敷地内にナイター照明付き屋外テニスコート2面にシャワー&トイレ付きの立派なクラブハウスまでありますが、利用状況は実にお寒い限り。社員が年に1~2回ほど数名、近隣住民にも開放してますが、利用しているのは地元の中学校のテニスクラブと近隣の一部の住民だけ・・恐らくテニスの出来ない冬季を除いても稼働率は10%位なのでは・・(*_*;ホントにムダです。こんなんだったら自転車通勤を大いに奨励して上記のような自転車通勤用施設を作った方が余程利用価値があるというもの。(・・?フムフム 参加企業が増えれば朝の渋滞は減り、従業員は健康になって生産性は上がり、そしてその施設建設費は地元にどんどん落ちるだろう。更に「自転車通勤奨励金」は、毎月お金で貰う方法の他に1年とかの積立式にして地元サイクルショップで使える額面が高割増の「自転車券」(本体・パーツ購入、修理にも使える)でも貰えるようにすれば、地元サイクルショップにもお金が落ちるようになるだろう。

日本は「温室効果ガスを2020年までに90年比25%減」の削減目標を達成しようとしている訳ですし、健康増進についても判断基準に疑義はあるものの約2000万人がメタボリックシンドロームとその予備軍に該当すると言われていて2015年までに2008年比25%減の2兆円の医療費を削減しようとしている訳ですから、こんな感じで関係性を吟味して関係業界などを巻き込んだ形でシステマチックにやんなきゃ目標なんて達成できないと思うのですが・・どうでしょう。

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